卒業後の1ヶ月が大事!公道に出る前に気をつけたいこと
卒業してすぐの「初心者期間」がカギ

春から夏にかけては、多くの方が自動車学校を卒業し、免許証を手にする季節です。新しい生活に胸を躍らせながら、「これからは自分の運転で自由に移動できる!」と感じている方も多いのではないでしょうか。
しかし、実は自動車学校を卒業した直後の1ヶ月こそ、最も注意が必要な期間です。自動車学校では指導員が同乗し、安心して運転できた環境から一転、公道ではすべての判断を自分一人で行うことになります。安全にドライバーとしての一歩を踏み出すためには、この「最初の1ヶ月」をどう過ごすかが大切です。
免許を取った直後に事故が多いのはなぜ?

統計的に見ると、免許を取得してすぐの初心運転者ほど事故率が高い傾向にあります。その理由は大きく分けて次の3つです。
- 経験不足
自動車学校で学んだ運転はあくまで基礎。実際の道路では、複雑な交差点、混雑する交通、突然の歩行者など、予測できない場面が多く発生します。 - 自信過剰
「卒業したばかりで運転に慣れてきた」と思う頃が一番危険です。気持ちが先走り、スピードの出しすぎや確認不足につながることも少なくありません。 - 環境の変化
夜間運転や雨の日、高速道路など、教習中に経験が少なかったシチュエーションに直面すると、とっさの判断が遅れることがあります。
つまり、免許取得直後の1ヶ月は、知識と実際の運転経験とのギャップを埋める大切な期間なのです。
公道デビューで意識したいポイント

卒業して最初の運転では、具体的にどんなことに気をつければ良いのでしょうか。大切なポイントをいくつかご紹介します。
- 短時間・短距離から始める
いきなり長距離ドライブや高速道路に挑戦するのではなく、自宅周辺の慣れた道から少しずつ運転範囲を広げるのがおすすめです。 - 夜間や悪天候は避ける
暗い道や雨の日は、見えにくさや路面の滑りやすさでリスクが増えます。まずは昼間の明るい時間帯に運転を重ねて慣れましょう。 - 同乗者を工夫する
最初のうちは、家族や運転経験のある友人に同乗してもらうと安心です。助手席からのアドバイスが心強い支えになります。 - 「確認」を徹底する
目視による死角の確認や、歩行者・自転車への配慮は欠かせません。「自分は大丈夫」と思わず、確認を習慣にすることが重要です。
運転に慣れるためのおすすめ練習方法

安全に運転に慣れるためには、意識して「経験の幅」を広げることが大切です。以下の練習を取り入れると、自信がついてきます。
- 駐車練習を繰り返す
多くの初心者が苦手とするのが駐車。スーパーやショッピングモールの広い駐車場で、白線内にきれいに停める練習を繰り返しましょう。 - 交通量の多い道路に少しずつ挑戦
最初は不安でも、交通量の多い道を避け続けると上達が遅くなります。短時間でも経験しておくと、判断力が身についていきます。 - 高速道路の合流体験
ある程度慣れてきたら、休日の交通量が少ない時間帯に高速道路を体験してみましょう。加速車線でしっかり速度を合わせる感覚は、教習だけでは身につきにくい部分です。
保護者ができるサポート

特に高校卒業後すぐに免許を取った方にとって、保護者の存在は大きな安心材料になります。次のようなサポートが効果的です。
- 同乗して安全確認の声かけをする
- 運転の計画を一緒に立ててあげる
- 車を貸す際には「慣れた道だけ」など条件を設ける
保護者自身も「教える」より「見守る」姿勢でいることが、本人の自信につながります。
卒業後1ヶ月を安全に乗り切ろう

免許を取得した瞬間から、ドライバーとしての責任が始まります。卒業直後の1ヶ月は、基礎を現実の道路で実践に移す大事な期間。焦らず、少しずつ経験を積んでいくことが、将来の安全運転につながります。
「免許を取ったけど、まだ自信がない…」という方も大丈夫。誰もが最初は初心者です。大切なのは、安全を最優先に考えながら運転を続けることなのです。
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