自動車学校コラム

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教習指導員を目指すには?

教習指導員を目指すには?

車の免許を取るためには、ほとんどの方が自動車学校(教習所)へ入校して、その施設内で練習して、ときには試験を受け、卒業していかれます。

自動車学校内での練習の事を「教習」と呼びますが、この教習を行うためには実は資格が必要なんです、という事を皆さんご存知でしたか?

この資格の事を「教習指導員資格」と呼び、各都道府県の公安委員会が行う審査に合格する事で手にする事が出来る資格です。

ここではこの教習指導員資格について、教習指導員ってなに?、どうやって教習指導員になるの?、指導員になったら何をするの?という事をご説明していきたいと思います。

教習指導員ってなに?

教習指導員とは、前段で申し上げた様に自動車学校へ入校して免許取得を目指す方に対し、校内/路上での車の運転練習(教習)を行うために同乗し、道路交通法で定められた教習カリキュラムに沿って教習を行う人の事をいいます。

この教習指導員にも種類があり、それぞれ該当する教習車種に合わせて資格を取る必要があります。例えば、「普通自動車(車)の指導員資格」を持っている教習指導員が、普通自動二輪(バイク)の教習を行う事は出来ず、二輪の教習を行うためには公安委員会が行う自動二輪の審査に合格する必要があります。

運転免許でも、運転する車両によってそれぞれ免許が必要な様に、教習もそれぞれ行う教習車種に合わせて指導員資格が必要ということになります。

教習指導員になるためには

教習指導員になるためには、各都道府県公安委員会が行う「指導員審査」に合格しなければなりません。都道府県によって詳細は異なりますが、一般的には下記のようになっています。

【審査の資格要件】

  • 年齢:21歳以上
  • 資格:審査を受けようとする種類の運転免許を所持していること

【教習に関する知識】

  • 教則(論文式の場合85%以上、正誤式の場合95%以上)
  • 教育知識(論文式の場合85%以上、正誤式の場合95%以上)
  • 関係法令(正誤式95%以上)

【教習に関する技能】

  • 学科教習に必要な教習の技能(学科指導法)(80%以上)
  • 技能教習に必要な教習の技能(技能指導法)(80%以上)
  • 自動車の運転技能(運転)(85%以上)

この様に、6つの項目すべてに合格しなければなりません。ただし、一度にすべての項目に合格する必要はなく、各項目に合格すると「1年」の免除期間があり、次に審査を受けようとするときは1年以内であれば免除されます。(逆に、1年経過すると再審査が必要となります。)

実際になるためにはどうすればいい?

教習指導員になる方のほとんどが、まず自動車学校(教習所)へ入社(就職)することになるかと思います。

入社後は指導員見習いとして教養を受けながら、審査に必要な知識や技能を習得(勉強)していきます。時には先輩指導員が同乗して運転練習をしたり、学科や技能の模擬指導を練習したり、教則や教育知識・関係法令を勉強したりします。

入社する時期や審査日により異なりますが、大よそ3~4ヶ月程度は見習い期間として勉強し、その後審査を受ける流れになっていきます。

合格したあとは?

数々の困難を乗り越え、晴れて合格するといよいよ指導員デビューです。

デビュー前に「事後教養」を受け、その自動車学校で選任されると指導員としてスタートします。担当する教習生個人に合わせて、いかに分かりやすく簡潔かつ具体的に、そして反復練習を行いながら運転レベルが上がる様に教習を行っていきます。

最後に

いかがでしたでしょうか?教習指導員になるためには、中々の狭き門を通っていかなければなりません。しかし晴れて教習指導員になり、運転や知識向上の為に教習生の方と一緒に頑張り、卒業検定に合格して喜んでいる姿を見届けていくと、何ものにも代えがたい「達成感」に包まれていきます。これが次へのやりがいに繋がり、私たちが頑張れる理由のひとつです。

もし教習指導員に興味がある方は、まずは当校までお尋ね下さい。。もちろん私たちの自動車学校では指導員になるために全力で応援させて頂きます!皆様からのお問い合わせをお待ちしております!

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